虫除け成分「イカリジン」とは?成分の特徴と危険性について

夏場に庭のお手入れやアウトドアに出かける時に欠かすことができないのが、虫除けスプレーですよね。

虫除けスプレーの中には様々な虫除け成分が含まれています。

虫除けスプレーに使用される代表的なものは「ディート」ですが、最近注目されているのが「イカリジン」という成分です。

今回は、このイカリジンに焦点を当て、特徴と安全性について紹介していきます。

イカリジンの特徴

赤ちゃんなど幼い子どもにも使える虫除け成分として注目を集めるイカリジンは、ドイツで開発された成分です。

一般に虫除け効果の高い成分は「ディート」とされていますが、皮膚炎症の原因になるという指摘もあるため、子どもへの扱いには慎重になる必要があります。

一方でイカリジンは、子どもへの使用制限がなく、ディートのように合成繊維やプラスチック・塗装などを痛める心配がありません。2016年の厚生労働省の発表により、ディートは濃度30%まで、イカリジンは濃度15%までと規定されました。

その効果は、医薬品医療機器総合機構によると、ディート10%とイカリジン5%が同等とのことですので、従来あった虫よけ剤と相違なく、高い効果を示しています。

しかし、ディートでは虫よけ効果があるノミやイエダニ、トコジラミなどにはイカリジンは効きません。イカリジンの効果が認められるのは、蚊やブヨ、アブ、マダニの4種類です。

イカリジンの安全性について

ディートには、高濃度のものを長時間与えられると神経障害などの恐れがあるとして、商品の注意事項欄に6か月以上や2歳以上など対象年齢が書かれており、使用制限や回数制限がある場合が多いです。

その点、イカリジンでは、医薬品医療機器総合機構によると、皮膚への刺激性をはじめとして安全性や副作用がなかったことが報告されており、たとえ誤飲したとしても、適切な対処をすれば大事に至ることなく後遺症もないということです。

つまり、イカリジンはかなり安全性が高い成分と言えるでしょう。日本で実際に使用され始めて間もないですから、はっきりとした安全性はまだ分かりませんが、これまでに世界54か国で虫よけ剤に配合され、重要なトラブル報告がないことから考えると概ね安全だと判断して良いと言えるでしょう。

しかし、イカリジンを含むアルコールやシリコン、合成ポリマーなどの化学成分は、赤ちゃんの肌に刺激が強く、皮膚炎やアレルギー反応が起こると言われていますので注意が必要です。

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