虫除けに含まれるディート(DEET)は危険?その成分と安全性について

夏が近づくと気になるが蚊の存在ですよね。

アウトドアなど外出する際には、手軽に使えて便利な虫よけスプレーなどの虫よけ剤を使うことがあると思いますが、たくさん種類がありますのでどれを買えば良いか迷ってしまいます。

たくさんある虫よけ剤の中には、ディート不使用という記載がある商品があります。このディートとは一体どのような成分なのでしょう?

今回は、このディート(DEET)の成分と安全性についてご紹介します。

ディート(DEET)の成分

虫よけ剤に含まれるディートは、蚊やダニなどの虫の感覚を麻痺させ、人の出す二酸化炭素や体温の感知を鈍らせる成分です。

肌や衣服に塗布することで、特に吸血を特徴として持つ虫に対する防御手段として高い有効性を示します。元は軍隊用に使用されていましたが、安価で効果が高いことから現在では世界中の一般家庭用虫よけ剤に含まれるようになりました。

ディートの効力は濃度に関係があり、ディートの濃度5%では約90分、100%では約10時間もの間、虫よけ効果が続きます。なお、ある程度の濃度からは、効果時間が延びることが分かっており、忌避効果が上がるわけではありませんのでご注意を!

ディート(DEET)の安性は?

過去の研究によると、ディートの使用は人の健康に重大な影響を及ぼすことはないと言われています。元来、ディートが世界中で使用されるようになった大きな理由の一つにその安全性があります。

ディートは殺虫剤ではなく、蚊やダニの触覚を麻痺させて吸血レベルを低下させる忌避剤ですので、人間に深刻な害を及ぼすことはないというのが一般的な考えです。そのため、ディートを含む製品の販売を全面的に禁止するなどの対策をとっている国はありません。

しかし、人によってはアレルギー反応を引き起こしたり肌荒れをしたりすることもありますし、動物実験で連続的に大量摂取した場合に神経毒性が見られたという報告もあります。このようなことから、カナダなど一部の国では小さな子どもへの使用制限を実施しています。

国によって虫よけ剤に含まれるディートの濃度には差があり、規制がゆるい国ではディート濃度が80%もある虫よけ剤が売られています。

以前まで日本では薬事法により「最高12%までのもの」と規定がありましたが、近年蚊を媒介とする感染症が流行ったため、2016年より30%がディートの配合量の上限になっています。

ディートの濃度によって効果の持続性は変わってきますが、濃度が高ければ高いほど人体への影響が大きいと言われていますので、海外で虫よけ剤を購入する時は、濃度をきちんと確認することが肝心です。

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